幻冬舎新書<br> 異端の人間学

個数:
電子版価格
¥815
  • 電子版あり

幻冬舎新書
異端の人間学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月21日 23時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983885
  • NDC分類 238.004
  • Cコード C0295

出版社内容情報

野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。

内容説明

野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。

目次

第1部 人間を見よ(本質をつかめなくなった日本人;ロシアに対する愛憎二筋 ほか)
第2部 見えない世界の力(「ナ・ウクライーネ」と「ヴ・ウクライーネ」の違い;ウクライナ危機のポイントはガリツィア地方にある ほか)
第3部 詩人が尊敬される国(ロシアは教師であり脅威でもあった;「識詩率」が高いロシア ほか)
第4部 学ぶべきもの、学ぶべき人(人生の師を持てるか;廣松渉のエンターテインメント性 ほか)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり47年引き揚げ。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。2002年、菊池寛賞を受賞

佐藤優[サトウマサル]
1960年生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在露日本大使館勤務等を経て、国際情報局分析第一課主任分析官として活躍。2002年背任等の容疑で逮捕、09年上告棄却で懲役二年六カ月(執行猶予四年)の判決が確定。13年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失う。『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

178
自然に流れてくる情報とは異なるロシアを知るために。ニュースは現実であるが事実とは限らない。後世に残る歴史記述と事実は異なるという。広い土地に多くの人が集う中で日常や考え方の違いは当然あるもの。生活習慣から今ここに至る道筋まで。生家から空に浮かぶたったひとつの星を見上げ、世界中の人々は何を感じているのだろう。あらゆる文化や思想が語り継がれてこの世は存在している。排斥ではなく受け入れ共存し合う世界に早くならないか。ロシアに精通するお二方が文学や体験をもとに洞察する。本は読まれなければインクのシミにすぎないと。2022/09/30

ehirano1

79
いやいやいやいやいや、短すぎでしょこれは。もう頼んますよ幻冬舎さん。これすっごく面白いんだから、あと200ページくらい足すくらいじゃないとダメなんじゃない? しかし、佐藤さん、終始嬉しくて仕方ないみたいです。 2018/09/08

けんとまん1007

58
近くて遠い国の一つがロシア(旧ソビエト連邦)。と、考えたら、そんな国ばかりかも。まあ、それはそれとして、一つの大国の歴史・文化が、少しは感じ取れただけでなく、近隣諸国との関係性もわかって、興味がつきない。お互いをリスペクトしあっているのが、滲み出ていて、読んでいても心地よいが、この続編があればなあ~。2018/09/18

matfalcon

52
直木賞作家と元外務官僚。共通点は「ロシア」でした。プーチン大統領を愛称の「ヴァロージャ」とは呼ばず「ウラジミール」と呼べば親密さをアピールできるだろうと「忖度」する我が宰相は、今回の米朝外交ショーでも蚊帳の外でした。ちなみに、ロシアで誰かをファーストネームで呼ぶことは小学校の先生ぐらいしか、しません。2018/06/13

Nobuko Hashimoto

40
ロシアに造詣の深い作家2人による対談。タイトルの「異端」は、ロシアや日本の異端派とされる宗教の話や、政治的な理由から異端とされた文化人の話などが出てくることからつけられたと思われるが、本書で語られることはそれだけではない。対話によって相互に引き出される話題の豊かさにはたくさんのヒントがあって刺激的。お二人のちょうど一世代分の年齢差による背景の違いも、良い感じで反映されている。印象的だったところをブログにピックアップ。https://chekosan.exblog.jp/30003642/2020/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9813786
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品