幻冬舎新書<br> 世界でいちばん石器時代に近い国パプアニューギニア

電子版価格
¥815
  • 電子版あり

幻冬舎新書
世界でいちばん石器時代に近い国パプアニューギニア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983687
  • NDC分類 297.36
  • Cコード C0295

内容説明

日本から飛行機で約6時間半、オーストラリアの少し北に位置するパプアニューギニアでは、現代人が想像もできない世界が繰り広げられている。たとえば黒魔術。2013年には20歳の若い母親が裸にされて火をつけられる「魔女焼き殺し事件」がニュースとなったが、復讐や呪いなどの呪術がいまだに存在している。一方で、お金として貝殻が使われていたり、親族の頭蓋骨に化粧を施して一緒に暮らしたり、祖先がカマキリだと信じている村もあるなど、思わず笑ってしまう文化も息づいている。日本人の常識が根底から覆されながらも、人間として大切なことに気づかせてくれる一冊。

目次

第1章 石器時代にタイムスリップできる国(世界でいちばん石器時代に近い国;鉄道がない、道路がない、滑走路しかない ほか)
第2章 黒魔術は現在も生きている(世にも恐ろしい指のネックレス;1999年まで存在していた首狩り戦士 ほか)
第3章 なぜパプアニューギニアは人を虜にするのか(国家元首はエリザベス女王;パプアニューギニアの誕生 ほか)
第4章 パプアニューギニアに行く前に知っておきたいこと(自由旅行ではなく、手配旅行で;押し売りなしのパラダイス ほか)
第5章 パプアニューギニアはこれからどうなるのか(黒魔術法の廃止が意味すること;ビートルナッツ禁止法の衝撃 ほか)

著者等紹介

山口由美[ヤマグチユミ]
1962年神奈川県箱根町生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。海外旅行とホテルの業界誌紙のフリーランス記者を経て作家活動に入る。旅とホテルを主なテーマにノンフィクション、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。2012年、『ユージン・スミス水俣に捧げた写真家の1100日』で小学館ノンフィクション大賞受賞。日本・パプアニューギニア協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

38
パプアニューギニアを中心としたニューギニアエリアがテーマ。題名からはファーストコンタクトや文化的な話が中心と思えるが扱うトピックは多岐に渡り、戦中から続く日本との関係も含めたニューギニアの近況が詳しい。エリア的にかなり広範囲をカバーしていること、旧日本軍関係など少し経路の違うトピックも扱われているので少し収まりが悪い感じもするがニューギニアに関しての網羅性は高いと思われる。2022/01/03

リキヨシオ

29
パプアニューギニアという国が存在する事に驚き!植民地だった沿岸部に対して内陸部は過酷なジャングルやマラリアなどによりそれぞれの民族が独自の文化を育んできた。近代文明とのファーストコンタクトがわずか50年前という少数民族もいて、まさに石器時代に一番近い国である。そんな石器時代の国と近代文明との邂逅の結果、パプアニューギニアの現在は文化と風習が奇妙な形で残っている。同じ言語を話す集団が強い関係性を持ち、黒魔術が当たり前のように信じられて、選挙の投票率は100%以上、貝のお金が使われる…など1つ1つが興味深い!2016/01/31

スプリント

7
世界はまだまだ広いということですね。2018/09/30

itosan04

7
原住民の人食いとか首狩りとかの話題でニューギニア島に注目してたんだけど、その島は同時に太平洋戦争の激戦地でもあったのは不思議だ。ラバウルとかポートモレスビーとかココダとか戦地名で身近なのに原住民は凄い異世界に住んでる。あまりにも印象深い。2016/12/23

チエコ

4
黒魔術の話と、日本軍の話が面白かった。深い関わりがあるとあまり思ってなかった。2016/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9043456
  • ご注意事項

最近チェックした商品