内容説明
働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを、最底辺フィールドワーカーが活写、問題をえぐり出す!
目次
第1章 貧困女子とプア充女子(貧困女子=小島涼美さん(23歳)の場合
「わたしは犬以下」 ほか)
第2章 貧困女子と最貧困女子の違い(「最貧困女子」は、セックスワークの底にいる;清原加奈さん(29歳)の場合 ほか)
第3章 最貧困少女と売春ワーク(なぜ家出少女たちは売春の世界に吸収されていくのか;「非行少女」から始まる ほか)
第4章 最貧困少女の可視化(ふんわり系美女の副業;地方週一デリヘル嬢 ほか)
第5章 彼女らの求めるもの(加賀麻衣さん(21歳)の場合
母親がケツもちで売春の勧め ほか)
著者等紹介
鈴木大介[スズキダイスケ]
1973年千葉県生まれ。「犯罪する側の論理」「犯罪現場の貧困問題」をテーマに、裏社会・触法少年少女らの生きる現場を中心とした取材活動を続けるルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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