幻冬舎新書<br> 暗黒物質とは何か―宇宙創成の謎に挑む

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幻冬舎新書
暗黒物質とは何か―宇宙創成の謎に挑む

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983199
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0295

内容説明

宇宙の全質量のうち、星や星間ガスなど「普通の物質」が占める割合はほんの5%弱。残り27%を「暗黒物質」(ダークマター)、68%を暗黒エネルギーが占めている。暗黒物質は今この空気中にも大量に存在するが、一切の光・電波を発しないため見ることができず、いまだ「正体不明(ダーク)の物質」だ。だが暗黒物質がなければ星も銀河も生まれず、まさに暗黒物質こそ宇宙創成の鍵を握る。その発見を目指して世界中で激しい競争がくり広げられる今、研究の最前線に立つ著者が、謎の物質の正体に迫る。

目次

第1章 宇宙に満ちている「見えない何か」(神岡鉱山地下1000メートルに設置されたXMASS;「ある」のはたしかだが正体不明な暗黒物質 ほか)
第2章 暗黒物質の正体に迫る(物質を構成する最小の単位「素粒子」;素粒子群とそこに働く力を説明する「標準模型」 ほか)
第3章 暗黒物質をキャッチせよ!(地球に絶えず飛来している「宇宙線」とは?;カミオカンデはニュートリノをキャッチ ほか)
第4章 XMASS実験の壮大な挑戦(カミオカンデの第一目的は「陽子崩壊」観測だった;XMASSの最初の目的は「太陽ニュートリノ問題」解決 ほか)
第5章 私は「実験屋」(「科学」と「技術」は同じではない;物理学の「理論屋」と「実験屋」 ほか)

著者等紹介

鈴木洋一郎[スズキヨウイチロウ]
1949年、東京都生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院博士課程修了。専門は素粒子物理学。ブラウン大学研究助教授、大阪大学助手等を経て、96年、東京大学教授に就任。2004年4月から08年3月まで東京大学宇宙線研究所所長。現在、東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設長、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(カブリIPMU)副機構長。01年仁科記念賞受賞。スーパーカミオカンデ実験における太陽ニュートリノ観測が高く評価され、10年ブルーノ・ポンテコルボ賞、13年ヨーロッパ物理学会コッコーニ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おつまみ

72
すべての物質を質量に換算しても、全宇宙のエネルギーの4.9%にすぎない。暗黒物質はその5倍以上の、26.8%もある。アニメではダークマターなどで紹介されてたりして、ある意味でメジャーかもしれないが、実際にそれを活用できるようになるにはまだまだ時間がかかる。そもそも暗黒という名前から観測することが難しい。宇宙が膨張しているとなると暗黒物質と暗黒エネルギーがないとそれを説明することができない。あと100年後ぐらいしたら、暗黒物質を工学的に活かせるような技術ができるだろうかと想像してしまう。2021/05/09

寝落ち6段

18
「暗黒物質」「暗黒エネルギー」なんていうと、闇のパワーみたいにファンタジーなものだと想像してしまうが、単純に未知の物質のこと。宇宙の起源を探り、この世の物質の構造を調べる中で、どうしても今までの発見や理論では解明できないことがある。それは、まだ理論も発見もない未知の物質が未知のエネルギーを持っているからではないか、と考えられた。どうやら、現在解明できているエネルギーは宇宙全体の約4.9%ほど。残りは暗黒物質と暗黒エネルギーだとすると、解明してほしいと思う。刻々と精緻な努力を続ける科学者に尊敬の念を覚える。2025/08/17

はなよ

17
新鮮な気持ちで読めたのはマヨナラ粒子の項目までで、後半は暗黒物質検出のための装置に関する解説になってしまう。自分は理論だけに興味があるので後半はほぼ読み飛ばしてしまった。2020/07/14

おりん

13
暗黒物質の正体の候補の1つに重力子があるとネットで見かけて、暗黒物質について知りたくて読んだ。結局、暗黒物質の正体については殆どわかってないようだ。暗黒物質についての記述は本書の半分程度に止まり、残りは著者の研究の話とそこから見える科学者のあり方に充てられている。宇宙論についての知識が全くない人でもおすすめできる本。個人的には理系の研究職に興味がある中高生に読んで欲しい。2017/03/05

(k・o・n)b

5
シロウトにはかなり難しい分野ではあるとは思ったが、説明が分かりやすかったので興味深く楽しめた。前半はタイトル通り、「暗黒物質とは何か」というお話。銀河の回転速度をも変えてしまう物質がごく小さい素粒子(だと考えられている)とは驚き。後半は、XMASS実験の具体的な方法や筆者の今までの足跡、苦労などが語られる。期待していたものとは少し違ったが、こちらも面白かった。今でも十分すごいと思うけれど、日本がもっと(社会の空気的に)人類全体の知の発展に貢献できる国になってくれたらいいなと切に願う。2016/10/08

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