幻冬舎新書<br> 吉田兼好とは誰だったのか―徒然草の謎

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幻冬舎新書
吉田兼好とは誰だったのか―徒然草の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 311p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344983045
  • NDC分類 914.45
  • Cコード C0295

内容説明

日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は薮の中である。本名はわかっているが生没年ともに不祥。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。

目次

滅却したはずの原稿
徒然草の起稿
兼好は横浜生まれ
かねさわの別業
貴族社会の兼好
失意の帰郷
嘉元の乱
兼好帰洛のとき
兼好の出家
下山と沙弥兼好
ロビイスト兼好
堀川具親の蟄居
歌人兼好の登場
邦良皇太子の薨去
徒然草の続稿
死出の旅路

著者等紹介

大野芳[オオノカオル]
1941年、愛知県稲沢市生まれ。明治大学法学部卒業、出版社の雑誌記者を経て、ノンフィクション作家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

288
謎に満ちている徒然草の作者吉田兼好はどんな人だったのか?について迫った一冊。深い考察だったが、やや読みにくさはあった。2016/01/31

にいたけ

42
徒然草は世俗を絶って書かれたものとの認識であった。600年以上前の書物が読み継がれているのは何か理由があるはずと思いこの本を手にとったが方向性が違った。山荘で蟄居した主人を慰めるために書いたという。徒然草は哲学的だから読み継がれた訳ではなく、一人のために書かれた話であった。そう思うと内容がすごく身近に感じられる。不思議なものだ。それは邪道と思う方は別の解説本をお勧めします。どちらも正解だと思うので。2021/05/07

ミエル

21
徒然草は若き主君具親親王に当てて書かれた随筆とのこと。そのため、本としての体裁を整えておらず反故にした紙の裏やその辺にあった紙に書かれていたとは驚きしかない。東国 横浜金沢生まれの兼好が、主君堀川家にまで波及した動乱の時代を飄々と生き、若君の安寧を祈る。タイトル通り、兼好法師の人となりを記した著作には違いない。だが、話の軸となったのは兼好研究ではまだ駆け出しだった女性研究者 林瑞栄先生の足跡であるのが面白い。実直な林先生の研究姿勢に光が当たることで、研究職のお仕事ルポとしても楽しめる。 2022/08/30

牧神の午後

5
花は盛りに月は隈無きを見るものかは、と喝破した兼好法師はひねぐれぼっちの始祖と勝手に崇拝しているので、彼の為人にどれだけ迫るのか?という期待で読み始めました。が、内面的なものよりもむしろ彼の生涯を彼を取り巻く環境、当時の歴史・情勢から辿るというもので、その意味で期待外れだったのは確か。ただ霞み喰って生きていたわけではなく、社会的地位を確立しようとあがいていたり、後進?生徒?鋸とを考えていたり、と意外と人間臭い一面は興味深いものでした。2019/07/09

kurayamadasoga

4
兼好の執筆動機についての推論は斬新でした。兼好の動静に絡めて当時の時代背景も丁寧に書かれており、面白く読めました。残念なのは、筆が滑ったのか、 悪のりした表現が散見することです。特に高師直に「せっかく手紙をやったのに、読もうともしねぇガードの固てぇ女房がいるんだか、どうしたものかのぅ」と語らせる下りは本書に合う表現に直して欲しいです。2013/09/05

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