内容説明
60~70代の文学新人賞受賞者が急増中だ。その多くがリタイア後に、本格的に執筆を始めている。実は、出世できない人ほど小説家に向いている。自己顕示欲が強く、哲学的疑問を持ち、社会に不適合であることは、作家として重要な資質だからだ。現役時代にタネを仕入れ、時間が自由になる定年後にデビューすることこそ、理想の第二の人生。自身もサラリーマン経験を持ち、プロ作家を多数養成してきた著者が、その戦略とノウハウを伝授。
目次
第1章 なぜ60歳で小説家デビューを目指すのか
第2章 会社で成功しない人が小説家として成功するかもしれない5つの理由
第3章 小説を書き始める際に必要なこと
第4章 感性の保ち方
第5章 作家になると、こんなに得をする
第6章 アイディアはどこから生まれるか
第7章 小説の書き方
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業。ホテルマンを経て執筆生活に入る。『高層の死角』で江戸川乱歩賞、『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。『人間の証明』でブームを巻き起こし日本中を席捲。『悪魔の飽食』は731部隊を初めて一般に知らしめ、ベストセラーとなった。2011年、『悪道』で第四十五回吉川英治文学賞を受賞。現在は精力的な執筆活動の傍ら、プロ作家養成講座「山村教室」の名誉塾長も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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