内容説明
「ふつうの幸せ」が難しい時代だ。憧れの仕事、理想の結婚、豊かな老後…そんな選択ができる人はごく少数。日本は、個人の努力とは無関係に、就職できない人、結婚できない人、孤独のまま死んでいく人がますます増える社会になる。そこでは「人並みになれない自分」に焦り苦しむより、人生を半分あきらめながら生きることが、心の奥深く満たされて生きる第一歩となる。自分ではどうにもならない現実に抗わず、今できることに集中する。前に向かうエネルギーはそこから湧いてくる―。臨床経験豊富な心理カウンセラーによる逆説的人生論。
目次
「縮小社会」を生き抜くための「半分、あきらめる力」
「あきらめる」ことができると、人は、はじめて安心できる
「あきらめる」とは、ものごとを「明らかに見る」こと
「自分は明日、死ぬかもしれない」と、あきらめる
「理想の自分になる」ことを、あきらめる
「子育ては、なるようにしか、ならない」と、あきらめる
「理想の結婚や恋愛はできない」と、あきらめる
「自分は、孤独死するかもしれない」と、あきらめる
「うつで苦しむのは仕方がない」と、あきらめる
「さわやかに、あきらめて生きる」ための「9つのライフ・レッスン」
人生を9割あきらめても、残り1割をあえて本気で生きる
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県生まれ。1992年筑波大学大学院博士課程修了。米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。時代の精神(ニヒリズム)と闘うカウンセラー。日本トランスパーソナル学会会長。日本カウンセリング学会理事、日本教育カウンセリング学会常任理事、日本産業カウンセリング学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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