内容説明
生活保護者数205万人、完全失業者数334万人、気分障害(うつ病など)の患者数104万人…これらは超格差社会を表す氷山の一角に過ぎない。いま誰もが普通の生活者から脱落するリスクを抱えている。だが、現在の日本の生活保障でこれ以上国民を救済する事は不可能である。このままではそう遠くない未来、格差限界社会へと突入してしまう。日本人全員が同時多発不安に陥るなか、私たちができる事とは一体何か。12人の識者と宮本太郎による緊急提言。
目次
序章 「同時多発不安」を超えて(宮本太郎)
第1章 経済成長と両立できるか(京極高宣;吉川洋;宮本太郎)
第2章 現役世代をどう支えるか(濱口桂一郎;湯浅誠;宮本太郎)
第3章 つながりは再生できるか(森雅志;小林正弥;宮本太郎)
第4章 子どもの未来をひらけるのか(泉健太;水島広子;宮本太郎)
第5章 財源をどうするのか(大沢真理;土居丈朗;宮本太郎)
第6章 政治をどう変えるか(藤井裕久;与謝野馨;宮本太郎)
著者等紹介
宮本太郎[ミヤモトタロウ]
北海道大学大学院法学研究科教授(比較政治、福祉政策論)。1958年東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。立命館大学法学部助教授、ストックホルム大学客員研究員などを経て、2002年より現職。政府の「安心社会実現会議」委員、総務省顧問、内閣府参与などを歴任。「社会保障改革に関する有識者検討会」では座長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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