内容説明
最初から何もかもがうまくいく人なんていない。失敗したり挫折したり、時に不安で眠れなくなったり…。野球とサッカーで日本を代表する二人は、そんなときをいかに乗り越えてきたのか。「成長のためには怒りや悔しさを抑えるな」「人生は『3歩進んで2歩下がる』の繰り返し」「選択に迷ったら難しいほうを選べ」「小さいことに手を抜くと運が逃げる」「欠点には目をつぶり長所を伸ばせ」等々、プレッシャーに打ち克ち、結果を残してきた裏には、共通する信念があった。実は順風満帆に進んできたわけではない二人が、人生の「試練」の意味を問う。
目次
僕たちもこれまで、たくさんの「不安」や「悔しさ」を味わってきた
どんなに順調そうに見えても右肩上がりの人生なんてない
何を選んでいいかわからないときは、いちばん難しいものを選べ!
あれこれ悩むより、とにかく行動せよ!
夢中になると、すごいエネルギーがわいてくる
人生で成功するカギは「出会い」
「運」のいい人、「運」の悪い人って本当にいると思う?
「あそこが悪い」「ここを直せ」という大人は信用するな!
「身体」は一生裏切らない
人のせいには絶対しない
プロの世界とはどういうものか、教えてあげよう
どんな小さなことでも言い、若いうちからリーダーシップを学んでほしい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
82
野球の王監督とサッカーの岡田監督による人生譚、固定概念もあるかもしれないが王監督の言葉が達観していて孔子の言葉みたいになっている。2016/03/15
再び読書
38
王氏の練習にかける姿勢が凄い。練習でしか、不安は払拭出来ない。当たり前でありながら、ほとんどの人が出来ない、成功者のメンタルが記されている。面白かったのは荒川コーチも王氏に二本足に戻すアドバイスをした事があるという事だった。王氏以降の一本足打法に取り組んだ片平氏、大豊氏、そして駒田氏の葛藤を目の当たりにして、改めて王氏の努力あってのこの打法と再認識した。また、岡田氏のサッカー選手らしからぬ風貌が記憶に残っている。しかし、カズのメンバー外しは賛同出来ない。フランス外しは勝ちが必須では無かったと思います。2018/09/06
ミエル
34
子供向けの書籍と侮ってはいたけれど、ストレートに心に響く言葉が多かったように思う。易しい言葉でさらりと人生訓を語る対談は嫌味にならず頷けることばかり。今、悩める年代はもちろんのこと、大人も反省と自己認識を確認するために一度読んでみるのも良いのでは?人間、評価されなかったことにはいつまでも悔いが残るものだし。2015/07/21
きいろ
25
予約本。中・高生向け。読むときどきによって、感想が変わると思う。仕事や職場に いろいろ思うところがあるという話しを聞く機会が多いからか、不安や悩みは真剣に人生を生きているから出てくることって言葉に なるほど。サッカーに全然興味なかったのだけれど岡田さんの話し面白い。にまっとしてしまった。成功する人って、諦めずに続けることができる人。気持ちに一本芯が通ってる。壁はチャンス!2018/02/06
ぱんにゃー
25
「特に大きな「壁」って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。」(王さん)。私も本当だと思います。悩みの真っ只中にいる時は、そんなことは考えられませんが、必ずそう思える日がやって来ます。ありがとうございます。(コ)2013/10/02