幻冬舎新書<br> 誤認逮捕―冤罪は、ここから始まる

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幻冬舎新書
誤認逮捕―冤罪は、ここから始まる

  • 久保 博司【著】
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  • 幻冬舎(2011/09発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344982314
  • NDC分類 327.62
  • Cコード C0295

内容説明

逮捕―その瞬間に、人は人格を否定され、社会的には市民としての権利を失う。にもかかわらず、一説には全国で1日1件は誤認逮捕があるという。ごく普通の一般市民が、なぜ「してもいない犯罪」の犯人にされてしまうのか。指紋の取り違え、目撃証言の過信、不十分な裏付け、悪意ある第三者の偽証など理由はさまざまだが、狭い取調室で理不尽かつ屈辱的な思いをするのは間違いない。窃盗、痴漢、薬物取締法違反から、ひき逃げ、放火、殺人まで誤認逮捕された実例を取り上げ、現代警察機関の問題点を指摘した一冊。

目次

序章 誤認逮捕に怒る人々
第1章 ある悲劇
第2章 忘れられない失態
第3章 誤認逮捕の深層
第4章 犯罪は減少傾向だが
第5章 警察捜査の落し穴
第6章 “故意”がつくる誤認逮捕
第7章 あなたも虚偽自白する
第8章 誤認逮捕の“悲劇”をなくすには

著者等紹介

久保博司[クボヒロシ]
1941年長崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、業界紙記者、翻訳者を経てフリーライターに。警察司法分野のほか、犯罪、心理、人事など幅広い分野で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつのすけ

42
誤って逮捕された者は、まったく理解できないであろうし、許せないことであろう。しかし、人間が行うことである限り誤りは起こってしまう。誤りを即座に謝罪し訂正することが必要だが、現実は警察組織を守るために、そのまま突き進めている実体があるとこが述べられている。また、マスコミによる報道被害は、著しく人権を侵害している。本書では、マスコミの報道のあり方が問題だと指摘しているが、まったくもって同感である。マスコミが誤認逮捕の被害を最大限に拡大しているという実態を、マスコミ自体が理解する必要があるのではなかろうか。2020/05/04

シ也

41
警察好きとしてはショックでもある。一月に一件以上起きている誤認逮捕。そして実績作りのための軽犯罪検挙。もちろん、人間は間違える生き物だ。当然、人間である警察官も間違いは犯す。しかし、その間違いによってその逮捕された人の信頼、あるいは命すら奪われてしまうのだ。特に、冒頭の被疑者と間違えられた被害者が警官に取り押さえられ圧迫死したという例は辛い。被害者を死に至らしめた警官を「人殺し」と詰るのは簡単だ。しかし、自分の仕事をしただけの警官を誰が責められるのだろう。誤認逮捕を如何に無くすか。これは警察の課題の一つと2016/01/06

おぎわら

19
幻冬舎新書の実力はまあこんなもんか。冤罪でなく誤認逮捕というのは新味があり、推定無罪を前提に警察もマスコミも逮捕をもっとカジュアルに捉えるべきという結論も魅力的だ。しかし主張に深みがない。冒頭の死亡事故に至る不運な誤認逮捕例はインパクトがあるが、これが最後の主張とどうつながるのか疑問。途中は統計や数多の誤認逮捕事件を引張り出して来るが主張が定まらず迷走、後半は結局冤罪に迷い込んで最後にいきなり結論を提起。人質司法や裁判の無力の問題をカジュアルな逮捕とどうつなげて解決するのか、もう少し明確な答えが欲しい。2018/01/15

だまし売りNo

9
久保博司『誤認逮捕』(幻冬舎新書)は日本の警察の誤認逮捕を取り上げる。誤認逮捕の事例が豊富である。日本の警察は誤認逮捕だらけとの印象を受ける。初歩的なミスで誤認逮捕が起きている。民間企業では一般化している業務遂行者と承認者の権限や職責の分離ができていない。そのために犯人と決め付けた見込み捜査が突っ走り、誤認逮捕や冤罪が生じる。自分達の点数稼ぎだけで、市民の人生を破壊しても何とも思っていない。 2018/09/30

ヨクト

9
求めていた内容とは違ったのでがっかりした。誤認逮捕の例がてんこ盛り。起こった事件を知りたいのならなかなか面白いかもしれないが、もう少しひとつひとつの掘り下げがあってもよかった。ただ、現在の警察の問題点。誤認逮捕が起きてしまう原因。推定無罪を取り巻く環境。マスコミの在り方。参考にはなった。2012/09/24

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