内容説明
早期教育は年々激化し、ついに「0歳児教育」まで出現する有様。だが、子どもの才能を伸ばすのに一番重要なのは脳の発達に合わせた教育である。0歳~3歳は脳の細胞が増え続ける時期で、未熟な脳に負担をかける知識の詰め込みはNG。将来的に才能が伸びなくなる。3歳~7歳の不要な脳の細胞が減っていく時期は、悪い習慣をやめさせることが先決。7歳~10歳からは脳の回路が発達し始めるので、本格的に学習させるべきである。本書では年齢ごとにどのようにしつけ、教育すればいいのかを、脳医学の知見からわかりやすく解説。
目次
第1章 子どもの脳はこうして発達する(脳はどのように情報を受け入れるのか;脳は「本能」には逆らえない ほか)
第2章 0~3歳は本能を徹底的に磨く(3歳までは本能磨きに集中する;0~3歳の子どもに母親が果たすべき役割とは ほか)
第3章 3~7歳は脳の土台をしっかりつくる(不要な細胞が減ることで脳の土台がつくられる;「よい間引き」のために脳にとって悪い習慣をやめよう ほか)
第4章 7~10歳以降は自主的に勉強させる(子どもに「勉強しなさい」と言ってはいけない;子どもの才能を上手に伸ばすカギとは ほか)
著者等紹介
林成之[ハヤシナリユキ]
1939年富山県生まれ。日本大学医学部、同大学院医学研究科博士課程修了後、マイアミ大学医学部脳神経外科、同大学救命救急センターに留学。93年、日本大学医学部附属板橋病院救命救急センター部長に就任する。日本大学医学部教授、マイアミ大学脳神経外科生涯臨床教授を経て、2004年、第一回国際脳低温学会会長。06年、日本大学総合科学研究科教授。08年、北京オリンピックの競泳日本代表チームに招かれ、「勝つための脳」=勝負脳の奥義について選手たちに講義を行い、結果に大きく貢献する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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