内容説明
交通事故の被害に遭ったら、治療費や休業損害は、相手の自動車保険金からすんなり出ると誰もが思っている。しかし、現実には出ない。バイク転到で両脚を切断しても、「故意」に起こしたとして、損保は支払いを拒む。保険金の支出を彼らは「損失」と呼ぶ。支払いを渋り、利益追求に腐心する損保。泣かされる被害者。その不払いの実態と狡猾な手口とは?正当な賠償金を獲得するにはどうすべきか?経験豊富な交通弁護士が、保険金を出させる方法を超実戦的に解説。
目次
第1章 「不払い」こそわがポリシー
第2章 極秘社内指令 保険金は出すな、泣き寝入りさせろ
第3章 どこまでは出て、どこを超えると出ないのか
第4章 きちんと出させるには「出るとこへ出る」
第5章 もっともっと徹底的に出させる超絶訴訟戦略
第6章 落とし所を知れ、あるいは弁護の品格
著者等紹介
加茂隆康[カモタカヤス]
1949年静岡県生まれ。中央大学法学部卒。弁護士、作家。東京・銀座で加茂隆康法律事務所を経営。交通事故訴訟の専門家として、テレビ、ラジオ、新聞等でも活躍。2008年リーガル・サスペンス『死刑基準』(幻冬舎)で文壇にデビュー、大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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