内容説明
この国の姿に、将来に、日本人の多くが行き場のない閉塞感を抱いている。小泉改革路線は経済回復を主導する一方、社会に歪みをももたらした。国民にとって聞こえのよいスローガンが連呼される今、たとえ痛みが伴おうとも真に必要な政策を断行することにこそ、政治家の本懐はあるのではないか。新しき自民党を担う二人の政治家が、環境、農業、社会保障という三つのキーワードを通して、日本再建の道筋を具体的に提言する。
目次
石原 今、日本が直面する政治危機と課題
根本 失われた二〇年を振り返る
石原 未来を見据え、環境分野に集中的投資を
根本 森と水田の国、日本へ
石原 創意工夫で競争力のある農業林業を
石原 年金制度は決して破綻しない
根本 アメリカ型と一線を画した社会保障を
石原 時代の変化に応じた子育て対策を
根本 少子化対策は雇用、医療改革と同時に
石原 保守の政治復権
根本 共生、助け合い支え合いの日本
著者等紹介
石原伸晃[イシハラノブテル]
1957年神奈川県生まれ。慶大卒業後、日本テレビ政治部記者として大蔵省・外務省・首相官邸等を担当。90年衆議院議員に初当選。98年の金融国会では、金融安定化に関する特別委員会理事として金融危機を沈静させ、政策新人類と呼ばれる。2001年小泉内閣の行政改革・規制改革担当大臣として初入閣。国土交通大臣、初代・観光担当大臣、自民党政調会長を経て08年、史上最年少で自民党総裁選に立候補。現在、自民党幹事長代理
根本匠[ネモトタクミ]
1951年福島県生まれ。東大卒業後、建設省入省。93年衆議院議員初当選。厚生政務次官として年金制度や医療制度の見直し、介護保険の導入などに取り組む。議員立法の根本匠、政策新人類との呼び名を得、Financial Timesなど海外メディアでも話題に。小泉内閣で内閣府副大臣、安倍内閣で総理大臣補佐官。オープンスカイの実現など国家戦略に基づいた政策を遂行。自民党広報本部長などを経て現在、党政務調査会副会長、税制調査会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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