幻冬舎新書<br> 豚インフルエンザの真実―人間とパンデミックの果てなき戦い

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幻冬舎新書
豚インフルエンザの真実―人間とパンデミックの果てなき戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981287
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0295

内容説明

豚インフルエンザことインフルエンザA(H1N1)。幸いにも当初危惧された惨事には至らなかったが、日本政府は水際作戦に失敗。人々は徒に不安を煽られ、経済活動も停滞した。専門家にとっても想定外の豚インフルはなぜ発生したか?毒性が強まるおそれは?鳥インフルはもう心配ないのか?世界の最新情報を分析しつづけ「現代社会で何千万人も死者が出る事態は起こらない」と訴える著者が、今回の騒動を冷静に総括。今後、どんな新型ウイルスが発生してもパニックにならずに済む、真に有用な知識と情報を提供する。

目次

第1章 ドキュメント・豚インフルエンザ来襲(突然現れたダークホース;ワシントンポストが報じた予兆―4月22日 ほか)
第2章 世界史を変えたパンデミック(ペロポネソス戦争の勝敗を分けたパンデミック;中世ヨーロッパの人口を半減させた黒死病 ほか)
第3章 鳥インフルエンザの不気味な予兆(豚インフルエンザより遙かに強力;呆れるほど少ない国内報道 ほか)
第4章 過剰にして穴だらけの日本の対応(遅れに遅れた日本の新型インフルエンザ対策;猟奇的殺人事件への興味と同じ ほか)
おわりに(いまだに抜けないお上への依存体質;自己本位の発想を象徴するマスク騒動 ほか)

著者等紹介

外岡立人[トノオカタツヒト]
1944年小樽市生まれ。69年、北海道大学医学部卒業。医学博士。専門は小児科学、公衆衛生学。79年から81年まで、ドイツのマックス・プランク免疫生物学研究所で基礎免疫学を研究。帰国後、市立小樽病院小児科部長などを経て、2001年7月から08年9月まで小樽市保健所長。新型インフルエンザの世界的流行に備え、05年1月より、世界の英語ニュースサイトからピックアップした情報を紹介するウェブサイト「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」を主宰。一般市民のほか、医療機関関係者、行政担当者など幅広い層から多くのアクセスがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

22
豚インフルエンザの真実 人間とパンデミックの果てなき戦い。外岡立人先生の著書。人間とパンデミックの果てなき戦いは頻繁に繰り返され、過去から学ばない人間たちがパンデミックへの恐怖に苛まれて混乱を繰り返す。パンデミックへの恐怖から右往左往してしまうのは人間の愚かさと弱さなのでしょう。外岡立人先生のような冷静さを持つ方が社会のリーダーであれば安心なのに。2020/09/26

ドナとハンナ

0
セミナーでもらった。2009/08/30

B型が苦手

0
2009年のインフルエンザ騒ぎ時に出版された伝染病対応の本です。興味深いのは、この時も健康に関する国際機関と、今回のコロナ騒ぎが最初に起きた国との癒着が疑われているところでしょうか。そして、日本の官庁の縦割りの弊害や、お上頼みの国民性について論じているところは、こちらも10年前と変わっていないようです。マスクは自分の予防のためではなく、人に移さないためにするものだ、も広く伝えるべき知識でしょう。本書は、今読んでも古さを感じない書物です。2020/03/13

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