内容説明
軍学の知識を駆使して巧みな作戦を立案。戦場では主君を補佐して兵を差配し、不利な形勢を逆転する。そんな「戦争のプロ」のイメージが強い戦国軍師だが、彼らの仕事はそれだけではない。ときに大名のエージェントとして折衝の表舞台に立ち、ときに主家存続のために自らM&Aを仕掛ける。「戦わずにして勝つ」ことこそ彼らの最大任務だったのだ―時代を画した一四の合戦と一六人の軍師像の新解釈から描き出す、新しい戦国一〇〇年史。
目次
第1部 戦国軍師とは何者か(絶対的権力者ではなかった戦国大名;戦国大名以外の勢力;「合戦」の知られざる実態 ほか)
第2部 勝敗を分けた軍師の決断(安祥城の戦い―軍師僧・太原雪斎の交渉術;九頭竜川大会戦―三十倍の勢力差を逆転;厳島の合戦―策謀の限りを尽くした天才・毛利元就 ほか)
第3部 名軍師、その生涯と運命(太原雪斎―家康にも影響を与えた、今川家の軍師僧;山本勘助―すべてが謎に満ちたオカルト軍師;真田幸隆―謀略に長けた「攻め弾正」 ほか)
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
東京都生まれ。WEBプランニング、ゲーム企画、書店員を経て、現在は著述業。日本史・中国史のほか、ライトノベルについても造詣が深く、原稿執筆、講演、出版プロデュースなど幅広く活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くまクマ
17
自分が知っている戦国軍師と言えば、竹中半兵衛、黒田官兵衛、直江兼続ぐらいでした。でも、他にも魅力ある軍師が沢山活躍していたようです。歴史上の人物を知る事は本当に面白いですね。印象に残った言葉は「戦の勝敗は、戦う前に決まっている」かな。戦略的に「戦わずして勝つ」状況を作る事が優れた軍師に求められる能力。現代のビジネスでも同じ事が言えますね。2015/11/22
B.W.
14
軍配者(軍師)とは何者かよくわからないまま富樫倫太郎の軍配者シリーズを読み始めた読者にとって、本作は必読ですね。歴史に詳しい人には物足りない作品かもしれませんが、広く浅く、素人にも分かり易く軍師について語られています。戦国時代に興味があって、取っ掛かりをどのあたりにしようかな?と考えている人にとって、本作を取っ掛かりにするのもいいかもしれません。「信玄の軍配者」読了直後なので、やはり山本勘助に注目してしまいます。2011/01/24
B.J.
7
●「戦略」と「戦術」の違い :登山に例えると、山に登ろうと考えたときに、どの登山路を歩こうかと考えるのが戦略。 →そこをどんな風に歩こうかと決めるのが戦術。 ●織田軍が勝ち続けた理由 :相手の数倍の兵力を揃えたこと。 :補給をきちんとしたこと。 ●武家の家に生まれた次男以降はしばしば出家させられて僧侶になることがあった。 :しかも、当時の僧侶は実は学問を学ぶことができる数少ない知識階級、軍学書が漢文なので、それらを読み理解し大名に進言できる僧侶という人材は、軍師として非常に有用な存在だった。・・本文より 2020/02/20
大地
3
タイトル通り戦国時代の有名な軍師の関して、軽めにまとめられています。サッと読むにはいいかなという一冊です。2015/03/30
Matsumouchakun
1
戦国時代には魅力的な人物がいたんだと改めて思った。戦術と戦略の違いの説明なんかは銀河英雄伝説のヤンを思い出した。2018/05/26
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