内容説明
夫との思い出を振り返る母と、今を生きる娘。つつましい母娘二人暮らしのなかで、彼女たちはなにを見いだすのか。表題作「カラス」のほか、老い支度をはじめた初老女性の心境を美しく綴った5篇の短編小説を収録。
著者等紹介
今村方好子[イマムラカヨコ]
1934年、朝鮮平壌府本町に生まれる。1946年、日本に引き揚げ後に、平壌市立山手小学校から松山市立道後小学校に転入。1955年愛知県立女子短期大学英文科卒業。「全作家協会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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