内容説明
3万件の事故現場を見てきた著書が警告!わが子が被害に遭う前に読みたい、ブラック保育園・保育士を見破る方法。
目次
第1章 あなたの子どももいつ被害に遭うかわからない―保育園の悲惨な現場事情
第2章 低すぎる給与、残業代の未払い、高い離職率―増え続ける「ブラック保育園」の実態
第3章 サービス悪化は園側の責任だけではない―モンスターペアレントや地域住民がもたらす現場の混乱
第4章 子どもを預ける前に知っておきたい!「新保育制度&リスク管理」の基礎知識
第5章 「ブラック保育士・園長」を見破るチェックポイント
第6章 事故を起こしやすい「施設設備・周辺環境」の共通点
第7章 保育事故・トラブルを回避するために―保護者としての心構え
著者等紹介
脇貴志[ワキタカシ]
株式会社アイギス代表取締役社長。2003年から社会福祉法人・学校法人に対して事故やトラブルの対応アドバイザーサービスを展開。現在は、全国の保育園に事故やトラブルに対しての24時間専用ダイヤル「危機対応サービス」を提供。また、重大事故が発生した場合、現地対応スタッフを24時間以内に現場まで派遣する現地急行サービスを行っている。保育園に特化した現場、現実を重視した具体的内容の事故防止セミナーで年150回以上講師を務め、事故発生時の対応アドバイザー業務を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなえ
9
保育園は決して安全な場所ではなく、リスクが集中する場所なのだということ。保護者、保育士たちが、協力しながらリスク管理することで、子供たちは健やかに成長していけるのでしょう。保育園に潜むリスクとは何か、どこに注目すればいいのか、園を取り巻く制度にはどんなものがあるのか。様々な情報が得られる一冊です。2016/04/06
まゆまゆ
7
保育園は子どもの命を預ける施設だという認識が預ける保護者に欠けている。また、子育てを保育園に任せるという勘違いする一部の保護者もまた施設側の対応を難しくする。かつての根拠のない保育園安全神話などなく、死亡事故も無くならない。施設がきちんとリスク管理をしているかどうかがいい施設かどうかの分かれ道。2016/07/06
なおぞーちゃん
3
脇貴志「事故と事件が多発するブラック保育園のリアル」(幻冬舎MC)読了。待機児童問題が連日取り上げられている中、保育所安全神話についてもハッとさせられた。保育所問題だけでなく、人対人についても思うところがあり、読んでよかったと思う。ビジネス書として読んでみるのもいい。2016/02/27
カモメの本棚'10
2
表紙とタイトルだけみると、怪しげな雰囲気があるのだけれど、至極全うで説得力があり納得の内容だった。 “ブラック保育園”として保育園を責めるのではなく、問題の本質を掘り下げてあったり、その改善をどうすれば良いのかの例があげてあったりする。 また、保護者への投げかけとして、保育園とは、保育士とはどういう状態なのか、保育士への関わり方なども書かれており、読んでいてバランスが取れた内容だった。読んで良かったと思えた。 これ、テキストとして使っても良いのではないかしら。2017/01/29
みみりん
2
保育の現場で働いている身だが、保育園に子どもを預けている、預けようと考えている人はぜひ読んでほしいと思う内容。「預けられるところが見つかってよかった」で終わるのではなく、そこから保育園との付き合いが始まる。在園児の保護者の色々な質問によって初めて保育者が気がつくこともある。今までずっと事故がおきていない保育園でも偶然が重なって事故が起きる可能性はゼロではない。最終章では、親と保育者が協力して子どもの安全を守っていくことが述べられているが、その通りだと思う。2016/04/30
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