内容説明
東京から沖縄に渡った宗次と修輔は、歌手としてメジャーデビューするために活動を続ける。だが、基地問題、憲法改正、さまざまな問題を抱える沖縄の人々が語る言葉に、修輔の心は揺れ動き、それまでの自分を見失い始め―。夢をかなえたい、その一途な思いで沖縄へ生きる場所を移した二人が出した答えとは?
著者等紹介
鈴木和音[スズキカズネ]
1984年生まれ。東京都出身。東海大学菅生高校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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詩界 -うたか-
5
#読了 #鈴木和音◆高校時代に出会った先輩・宗次の音楽に惹かれマネージャーとなった修輔は、宗次の妻・希美と共にサポートしている。東京でのワンマンを成功させた後沖縄に活動拠点を移し、売り込みを始めるがそこで沖縄の歴史や島によって方言が異なる事を教えられる。ライブハウスへの売り込みが難しく苦戦する彼らに待ち受けているものは。沖縄、日本人と琉球人、アメリカ、そして音楽。全てが絡み合い物語は進んでいく——◆凄く心に残る物語でした。色んな考え方や生き方があって、それでも分別をつけている。面白かった。2020/01/25