内容説明
日本最古の史書『古事記』に登場する神々の世界を詠う、他に類を見ない叙事的な歌集。より世界観が伝わるように、表現には叙情的な文語と明快な口語を絶妙に組み合わせる。本書では『古事記』より、最初の混沌の中での天と地のはじまりから、天つ神に地上の国を譲る大国主の国譲りまでを取り上げた。神々の悲哀と愛憎が、手に取るように感じられる、日本人の原点の物語。
目次
天と地のはじまり、国生み
天照と須佐之男―私の高千穂旅行詠(二〇一四年一月)
大気都比売神
須佐之男、斐伊川を鎮める
稲羽の白兎
国譲り
著者等紹介
松下正樹[マツシタマサキ]
1939年、鹿児島県種子島に生まれる。1968年、東京教育大学(現・筑波大学)大学院、農学研究科修了。2004年3月まで東京都板橋区役所勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。