内容説明
「じつは、僕は女性だ」。ドイツ人の夫と、それなりに幸せな生活を送っていた。偶然の出会いから20年以上の時が経ち、平穏な日々は突然のカミングアウトで崩壊していく。
目次
第1章 シチリア
第2章 M家
第3章 H家
第4章 波紋
第5章 離婚
著者等紹介
松本美子[マツモトヨシコ]
1953年12月生まれ。大学卒業後、専門学校で服飾を学ぶ。服飾メーカー、繊維商社の勤務を経てイギリスに語学留学。87年に外資系企業の所長秘書を務める。90年に元夫とイタリアで知り合い、翌年結婚。以降25年間ドイツで生活。2014年5月に離婚が成立し、日本に一時帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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my
3
2年以上に渡る離婚劇の中での作者の方の苦労は痛い程伝わる、旦那様の元々の性格にも苦労なさっただろうし、23年の結婚生活が突然このような形で終わってしまったのだから焦りがあった事も伺えた(作中でお金についても多々触れられている)。理解しようとなさったことも文章で書かれているしその努力が足りないとは思わない。ただ服装について酷く貶す文章、中は誰にも見せないのだからと言った台詞など結局本当にトランスジェンダーで悩んでいる方のことを理解していないのだなと、トランスという題材を利用してるだけのただの離婚劇でがっかり2018/03/25
テクパパザンビア
1
『実は僕は女性だ』53歳の夫に突然カミングアウトされても⁉︎ 店長お勧めの一冊を信用して読んだけど還暦前の日本女性とドイツ人のトランスジェンダー夫との恋愛から離婚までのお話。 題材は面白いけどドキュメンタリーチックはアクがきつすぎました。2015/06/11