経営者新書
経営重心

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344971301
  • NDC分類 542.09
  • Cコード C0234

内容説明

ソニーの長期低迷、かたや日立の復活…日本の電機メーカーの明暗を分けたものとはなにか。アナリストや学者がさまざまに分析しているものの、電機メーカー経営の核心を突いた分析はできていない。しかし、「経営重心」の理論ならば、あいまいに語られる“経営”の要素を明確に定量化し、誰の目にも明らかな結論を導ける。

目次

第1章 電機メーカー経営の本質を見抜けないのは“経営重心”を定めていないから―ソニー凋落と日立復活やNEC再生の真の理由は、依然として曖昧なまま
第2章 経営重心とは3つのステップで求める“企業の個性”の定量化―経営工学を実践的に用いる、最強の分析手法
第3章 ステップ1 曖昧だった“経営スピード”を定義し、定量化する―答えを握るのは経営重心を導く指標その1“固有周期”
第4章 ステップ2 企業に最適な事業規模を“経営ボリューム”で表す―経営重心を導く指標その2“固有桁数”が導き出す
第5章 ステップ3 経営スピードと経営ボリュームから経営重心を導き出す―二つの指標を組み合わせて事業領域を示し、企業の個性を表す
第6章 経営重心を基準に電機メーカー経営と産業構造を分析する―事業ポートフォリオも企業文化も定量化できる
第7章 ケーススタディで見る、日本電機メーカーの経営重心―日本電機産業の経営重心に合うのは“インフラ”“白物家電=ロボット”

著者等紹介

若林秀樹[ワカバヤシヒデキ]
(株)サークルクロスコーポレーション代表取締役主席アナリスト。1984年東京大学工学部、86年同大学院卒。野村総合研究所に入社し、技術調査部を経て企業調査部主任研究員となる。その後JPモルガン証券マネージングディレクター、みずほ証券主席アナリストなどを歴任し、2005年にヘッジファンドのフィノウェイブインベストメンツを共同設立。一貫して電機業界の分析を手掛け、日本経済新聞の人気アナリストランキングでは電機部門で5度の1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

26
著者はNRIを分析。横軸は、電機メーカーなどと同様だが、縦軸が曖昧である。あるいは量の文化か質の文化かと言えるかもしれない。アナリストは、3年位が固有周期だろう。 コンサルは短いものから長いものまで多様だが、2−5年位、アナリストよりは、担当が長い印象で、顧客と長い付き合いのように思う。さらにいわゆるシンクタンク的な政策研究があり、これは5年、10年である。旧NCCは、周期は3−5年だろう。いずれにせよNRIは、アナリスト、システム部隊も含め、1−5年、桁数1−4位で、中期志向、ある程度、質の文化だろう。2020/01/10

Atsushi Kobayashi

13
面白い内容です。が、まとめ方をもっと簡略化しないと、世の中で書籍としてブレークしないような気がします。。2019/05/28

デンスケ

1
日本の製造業が低迷した理由を固有周期と固有桁数で定量的に説明した書籍。これまで意思決定の遅さや技術流出など様々意見があったが、最も本質的な分析ではないかと感じた。このマトリクスを他産業の分析にも用いてみたい2016/02/18

tata

0
★★★☆☆2016/02/16

dragon

0
経営周期と経営ボリュームより、会社の持っている特徴と経営成果を分析、予測する。経営周期は基本は製品およびビジネスの周期であり、経営ボリュームとは売り上台数である。この2軸から、会社の特徴やビジネスの特徴を見ていくのは、わかりやすい。顧客軸や技術軸も影響するだろう。2016/01/30

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