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内容説明
私たちは「お金がなくては生きられない」と固く信じている。しかし、実はインターネットの発達で貨幣が変わりつつある。ビットコインのような「新しいお金を創る」ことによって、「富」の本来の意味が改めて見えてくる。お金を普段とは違う観点から見ることができるようになる良書。
目次
第1章 ある晴れた日の対話(1)(サトシ・ナカモト;ワットシステムとiワット;ビットコインと富)
第2章 貨幣のそもそも論(おカネってなんだろう;信用の氷山モデル;国家と貨幣)
第3章 インターネットで変わりつつある貨幣(「星の銀貨実験」;クラウドファンディング;新しい物々交換と市民社会)
第4章 貨幣にまつわる新しいビジョン(『イシュマエル』三部作から学べること;「新しいビジョン」と「プログラムの不在」)
第5章 ある晴れた日の対話(2)(富とは何か;試す、そして間違える)
著者等紹介
斉藤賢爾[サイトウケンジ]
1964年生まれ。日立ソフト(現・日立ソリューションズ)などにエンジニアとして勤めた後、2000年より慶應義塾大学SFCへ。現在、「人間不在とならないデジタル通貨」の開発と実用化を主な研究テーマとしている。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひとまろ
4
ほんの少し前までは怪しいお金って 感じの認識が大半だったけど 最近はビットコインは有望な成長戦略に のっかってぐいぐい伸びている。2016/11/25
わらびん
4
題名から想像した内容とは、少々違うものであり、肩透かしの感あり。話があちこちにとんでいて、著者が書きたいことを書いたとも取れるし、全体を通して編集がイマイチと感じた。話自体は興味があるものであった。2016/08/30
こうじ
0
慶應義塾大学SFC研究所の方が書いた仮想通貨に関わる本なんだけど、ちょっと想像と違う内容で、そもそも富とお金の関係は?みたいな話になり、それとビットコインなどが、どう関係するんだ?、という、ボクにとっては焦点が定まらない内容でした。2015/09/09
ゆうゆう
0
想像していた内容とすごく違っていて失敗。とりあえずは読んでみたものの書いてある内容もちょっと理解に苦しみ、読んだ後も内容が全く頭に入ってこず、すっきりしなかった。たまにはこういうのを読んでみても良かったのかな。笑2015/03/16
yukitora
0
ビットコイン関連の本として読んだ。 お金の概念を考え直す本だった。 ビットコインでは貨幣パラダイムはこれまでと変わっておらず、地球の人類の未来のために、「富」の定義を改めて考え直す必要があると作者は考えている。地球の資源を使えるだけ使って、その代償を未来に払わせるという現在の方向性がおかしい、ということに個人的に賛成。2017/09/01