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内容説明
幕末から明治にかけて日本の近代化に尽力した商人・清水卯三郎をご存じだろうか?パリ万国博覧会で日本の芸者を紹介したり、単身ヨーロッパからアメリカへ渡り世界各国を見聞したりして、西洋の技術や文化などを積極的に取り入れた先駆者である。本書では、勝海舟、福沢諭吉、渋沢栄一などと交友があった卯三郎の生涯を追いながら、歴史に埋もれた男の実像に迫る。
目次
第1章 学問に目覚める
第2章 日本の開国
第3章 外国語の習得
第4章 薩英戦争
第5章 パリ万国博覧会
第6章 瑞穂屋を開業する
第7章 仮名文字の普及を提唱
第8章 近代歯科医学の発展に貢献
著者等紹介
今井博昭[イマイヒロアキ]
1951年和歌山県橋本市に生まれる。関西大学法学部卒業後、東京に出る。品川・大井町の書店でアルバイトをした後、埼玉県庁に入る。主に、福祉、労働、商工分野の業務に携わり、現在は、勤労者福祉課に勤務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TMHR ODR
3
★×4。埼玉北武蔵の商家に生まれたパンピー、世界に羽ばたく!何処をどう辿ればこういう人生になるのか、さんざん幕末モノ読んだワタクシでも俄かには信じられません。薩英戦争の英国側旗艦に日本人でただ1人乗っていた、商人ながら自薦でパリ万博に出展、勝も福澤もマイメ〜ン、は?は?はぁー⁉︎の連続。恐るべき好奇心と行動力の人です。2016/04/19
カステイラ
1
先見の明がありすぎて、時代が彼に追い付いていなかったなという印象が否めない。そういう点では悲劇だが、彼が陰で助けてきた人が後に近代日本を作るキーパーソンたちになっていくのだと思うと彼は隠れた近代日本の功績者なんだなぁと思わずにいられない。2015/07/31