黄金律新書 スゴい「減価償却」

杉本 俊伸/ＧＴＡＣ【著】

幻冬舎メディアコンサルティング（2014/04発売）

• サイズ 新書判／ページ数 231p／高さ 18cm
• 商品コード 9784344970434
• NDC分類 336.95
• Cコード C0234

内容説明

所得、消費、貯蓄のすべてに対して増税が行われ、納税者の負担感がますます強まっていく時代。もっと賢く税金と付き合っていくためには、減価償却を知り尽くし、使い尽くすことです。難解に思える減価償却も、仕組みをしっかりと理解すれば実に様々な資産を経費化し、自ら税金をコントロールできます。利益が大きく出そうなときには課税額を減らし、同時にキャッシュフローを増加させる。まさに究極の節税術です。中古車、クルーザー、不動産、太陽光発電設備など、あらゆる資産の使い方と注意点を網羅した、他に類を見ない減価償却の徹底活用法。

目次

第１章　減価償却を知り尽くせば税金はコントロールできる
第２章　高級中古車、クルーザーは使い勝手のいい償却資産
第３章　不動産は「建物割合」を大きくとって利益圧縮
第４章　航空機・ヘリコプターで大規模投資、短期償却
第５章　太陽光事業で１００％即時償却も―まだまだある使える資産
第６章　安易な償却資産活用で後悔しないために

著者等紹介

杉本俊伸［スギモトトシノブ］
税理士。杉本俊伸税理士事務所所長。１９６７年宮城県生まれ。中央大学法学部を卒業後、国税庁入庁。大曲税務署長、関東信越国税局調査査察部国際調査課長、ハーバード大学ロースクール、国税庁資産課税課課長補佐、東京国税局調査第三部長等を経て、２０１３年１２月退官。２００１年米国公認会計士合格。東京国税局の調査部長として大企業の税務調査を指揮したほか、国税庁では全国国税局の資産課税事務の指導監督などを経験（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[超運河 良]

この本読んでゲーム思いついた。１年間で長い距離を走れば走るほど賞金がもらえるゲームがある。１万km走ると１万円さんがもらえるというルール。初期投資額はトラックが一億円さん、バイク１００万円さん、マラソン無料。車とバイクは場合10年で乗り換えるルール。これで減価償却費を計算すると最低走る距離が出る。計算するまでもないけど、減価償却費というのは節税になるけど、利益が圧迫される。設備投資が膨大なビジネスほどこのゲームでは車のように効率が悪い。償却費が毎年多額になると長年使えても残るものがない。

2015/09/30

[ひと]

減価償却を使った節税方法の勉強として。中古のベンツや木造アパートの例くらいまではついていけましたが、クルーザーや航空機のオペレーティングリースになってくると、桁が違ってしまってまだイメージが湧きませんでした… 節税とはいえ、基本は支払いタイミングの繰り延べですから、どのタイミングでどのように取得資産を売却するかといった出口戦略を持ち合わせていないと、節税用の資産に逆に振り回されてしまうことにもなりかねないでしょう。まずは中古車あたりから、実際の効果を確認しながら取り入れていくのが現実的かも知れません。

2016/05/22

[コアラ太郎]

手元キャッシュが、減っても構わないから、税金を払わないようにするにはどうするかの指南書。気をつけなきゃいけないのは、節税に励む為に、身の丈以上に設備投資をすると、キャッシュアウトするってこと。設備投資は、諸刃の剣であるから、慎重にしなければいけないのは確か。設備投資でも、減価償却費＋回収効果があって、初めて機能するって事だ。昔も今も無茶は禁物。

2014/05/12

[きー]

「究極の節税術」のコピーに惹かれて購入。事例を交えての解説に税務周り初心者の私でもスムーズに読了出来た。減価償却のタックスメリットは課税を繰り延べ、払える時(利益面で払うべき時)に納めること。勉強になりました。

2014/05/27

[はなひ堂]

中古自動車かリースかで悩みに悩んだあげく、そもそもリースの審査通るかわからんぞ、というレベルの私には程遠い節約術の数々。とにかくわかったのは太陽光発電は税制上非常に有利なので今後の進展はさらに加速するだろうということと、番犬が備品だったということですｗ

2014/06/04