内容説明
法人保険とはその名の通り、法人を対象とした保険です。「自分に万一の事態が起こったときの事業資金を確保するため」「従業員に何かあったときの遺族への保障を整えるため」といったように、保障を目的として加入している方がほとんどですが、そのメリットは保障だけにとどまりません。実は法人保険を活用すれば、法人税や相続税、所得税の負担を実質的にゼロにすることもできるのです。本書では、節税に有効な法人保険の仕組みをわかりやすく解説し、最新スキームの検証などを行い、法人保険をフル活用して節税を実現するテクニックを紹介します。
目次
第１章 節税、簿外資産づくり、資産移転―すべてを可能にする法人保険の魅力
第２章 解約返戻金のピークを狙って、税金を払わず手元に資金を残す
第３章 法人から個人に資産を移す際、生命保険活用で税金はここまで安くできる
第４章 急な資金需要にも対応可。出し入れ自由な「会社の財布」をつくる方法
第５章 保険料の全額を損金算入？最新の加入スキームの実力と効果を検証する
第６章 「税金ゼロの資産継承」「一人に多額の相続」も可能な相続対策での使い方
第７章 タックスメリットを最大限に引き出してくれる販売代理店とは？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひと
4
守りのための保険と言うよりも、未公開企業やオーナー企業の税金対策としての保険活用がメインの内容です。本業の業績や世代交代までの見通しが安定しているようなら、損益コントロールなどに使えそうですが、見通しが不安定だと出口戦略への対応が難しそうだと感じました。オーナー一家や社内人材だけで理解して使いこなすのはほぼ無理でしょうから、保険会社にはきちんと長期サポートしてほしいところです。税金対策を営業トークとしては語るけれども、売りっぱなしというのが現実なのでしょうかね…2017/08/06
げん
3
一度通読、ちょっとむずかしいなのでまた読もう2014/07/26
tmk0318
2
さくっと読める法人保険の基礎本。2015/03/13
ふら〜
2
法人保険の活用術。完結に説明され入門編という感じ。2014/11/29
Takahisa Shimozono
2
相続の勉強に購入。 保険の評価が返戻率で決まることを利用した保険の名義変更、買取や 相続対策の保険の活用など法人保険は未知の世界だったが、非常に勉強になった。 不動産業従事者も保険の知識は持っておくべきだと痛感。 先日読んだ「スゴい減価償却」も含め、幻冬舎のこのシリーズはお気に入り。 いつでも読めるようにさっそく自炊しタブレットへ。満足。 2014/06/27
