内容説明
家出、離婚、不倫、出家。瀬戸内寂聴の波乱万丈の人生から語られた言葉、綴られた文章の中から厳選した珠玉の名言集の続編。
目次
旅に出たくなったとき…―逢う、ということの大切さ、『放浪について』
何かを信じたいとき…―無理をしなくていい。『「祗王寺日記」』
あと一歩が踏み出せないとき…―自らを燈明とし、自らを依りどころとして、『正月の客』
自分の心を見失いそうなとき…―煩悩は、人間の持っている欲望のことです。『春隣』
悲しみに襲われたとき…―お雛さまは、毎年必ず出して飾らないと、『雛の頃』
ため息ばかり出るとき…―人が苦しんでいたら、真心で話を聞いてください。『八十八夜』
毎日が退屈に感じるとき…―人間は欲張りですから、自分が幸せであっても、『秋麗ら』
まっさらな自分になりたいとき…―プライドや思い上がりを棄て、『雪清浄』
人生を振り返りたくなったとき…―生きるとは、『同窓会』
行き詰まりを感じたとき…―「巡礼をしたら功徳があるか」とか、『へんろ行』〔ほか〕