内容説明
鎖国時代、外の世界に目を向けた師匠・吉田松陰に惹かれ、彼の遺志を継いだ松下村塾門下生たち。異端児・晋作もその例に漏れず、上海視察を通じて世界の現状とその真理に到達し、日本の未来を案じて開国を目指した。同時に故郷長州藩のために自らが発起して「奇兵隊」を創設。時代を見抜く力を持った青年がもたらした日本の夜明けを描く。
著者等紹介
原雄治[ハラユウジ]
1947年、400年の歴史を持つ漁師町である山口県青海島の通(かよい)生まれ。東京大学に進学するも大学紛争が起こり、図書館で古典を読み耽る日々を送る。卒業後、東燃化学株式会社に入社すると、赤字部門の黒字化に成功。その後、私立の高等学校校長の誘いを受け、同校の経営抜本改革に挑戦する。現在は古里に戻り、通が直面する消滅の危機を案じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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