内容説明
中国革命の一翼を担った男、汪兆銘には共に闘う伴侶がいた。女性の社会的地位が確立されていない時代、自らの意思を貫いた陳璧君について克明に記録した一冊。中国革命の支援者・宮崎滔天の甥が綴る。
目次
第1章 ハレー彗星、現わる
第2章 中国革命の夜明け前
第3章 女の命を革命にかける
第4章 孫文の死床にいた巾幗三夫人
第5章 法廷で絶叫する陳璧君
第6章 革命の中の中国婦人
著者等紹介
築地邦輔[ツイジクニスケ]
1897年、熊本県玉名郡六栄村に(11人兄弟のうち成人した)兄弟7人の6番目として誕生。旧制玉名中学、早稲田大学卒業。見習い士官終了後、富国徴兵保険相互会社勤務。1937年から1947年にかけて二度召集を受け、日中戦争と太平洋戦争に従軍。1945年、仏領インドシナで終戦を迎え、2年後に帰郷。1951年、生まれ故郷の六栄村の第14代村長に選出。村長として二度の町村合併を主導(1888年、明治政府が町村制を施行した際、父貞俊が六栄村の初代村長に推挙され、六栄村の発足と終焉を親子で見届けた)。その後、熊本県玉名郡長洲町の助役として、新産業都市の指定や、長洲港と長崎県多比良港間のフェリー就航、日立造船の誘致などに尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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