内容説明
地域医療・介護連携の「理想形」。連携拠点をつくらない独自のシステムを立ち上げ、医療過疎地でも死角のない医療・介護連携を実現した開業医が唱えるこれからの地域包括ケアの形とは―。スムーズで密な連携により真の「利用者ファースト」を実現する。
目次
第1章 密な情報共有がないため住民に行き届かない医療・介護サービス… 従来の連携拠点型地域包括ケアシステムの問題点(超高齢社会における地域包括ケアシステム;地域包括ケアシステムの実現を妨げる「壁」 ほか)
第2章 医療・介護の壁をなくし、真の「利用者ファースト」を実現する 「ブロックチェーン型」の地域包括ケアシステム(日本の医療は問題が山積;「医療の機能分化」による副作用 ほか)
第3章 定期的なグループワークで課題を共有し、連携を強化する 「ブロックチェーン型」地域包括ケアシステムの効果的な運用方法(地域包括ケアシステムは連鎖する;「ブロックチェーン型」地域包括ケアシステムの効果的な運用方法とは? ほか)
第4章 密な医療・介護連携により緊急時にもスムーズに対応 「ブロックチェーン型」の8つの効果事例(他分野にまたがる案件について、相談の窓口が明確になった;「自分にできること」を持ち寄って問題解決を目指せるようになった ほか)
第5章 少子高齢化が深刻になる2040年を乗り切るために 「ブロックチェーン型」地域包括ケアシステムは進化する(参加者が積極的に意見を出せる風土づくり;医療分野において広まりつつあるBCPの考え方 ほか)
著者等紹介
阿部行宏[アベミチヒロ]
1974年生まれ。1999年に昭和大学医学部を卒業後、消化器内科医として病院勤務。2010年に阿部胃腸科内科医院を継承。2021年4月1日より医院を移転し山の下クリニックと改名。在宅患者により良い医療が提供されるためには、生活を支えるための介護・福祉職との連携が不可欠と感じ、2013年に介護・福祉職と顔の見える関係のネットワーク「山の下地域包括ケアネット 通称:山の下ねっと」を構築し代表を務める。また、2015年より摂食嚥下障害・栄養に関する取り組みにおいても多職種で対応できるよう新潟東区摂食嚥下サポートメンバー「新潟エッセン」の会長に就き、介護・福祉職とともに新潟の在宅医療の推進を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ナイちゃん