内容説明
医師は先生にあらず。“医療後進国日本”に斬り込む―医療は誰のためにどうあるべきか?乳がん手術実績6000件超、医師歴35年の著者が語る医師としてのあるべき姿。
目次
序章 ある乳がん患者の死から始まった私の医師人生―30年の年月を経て思う、これからの医師のあり方
第1章 日本はなぜ医療“後進国”に成り下がったのか
第2章 「医師は先生にあらず」おごらず同じ目線に立ち、一人ひとりの患者に寄り添う
第3章 「クリニック経営は究極のサービス業」ビジネスの視点なくして必要とされるクリニックにはならない
第4章 「マニュアル主義の診療から脱却せよ」ガイドラインに準拠することの是非を問う
第5章 若き医師に告ぐ―時代は変われど、医師の本質は変わらない
著者等紹介
加藤誠[カトウマコト]
1959年三重県生まれ。京都府立医科大学卒業、京都府立医科大学大学院修了。医学博士(外科学)。がんの腫瘍免疫を応用したターゲット療法で学位を取得。1996年済生会滋賀県病院外科医長、1998年同病院外科副部長、2000年同病院救急部長兼任、2001年同病院乳腺胸部外科部長を経て、2003年滋賀県草津市に加藤乳腺クリニックを開業し、2012年には京都院を開院している。滋賀県初の乳腺クリニックである加藤乳腺クリニックは、2023年に開業20周年を迎えた。若手医師時代は乳がんと救急救命の外科医を担当。2020年には乳がん手術件数が年間で400件に達し、開業から現在(2024年5月時点)までで5900件を超える。また、抗がん剤の副作用による脱毛を防ぐための頭皮冷却装置を2020年に国内で初めて導入している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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