内容説明
建築家がアタマの中で考えていること。斬新なアイデアはどのようにして生まれるのか?すべてのクリエイティブな職業を目指す人に読んでほしい一冊。
目次
第1章 建築家は空想する(箱と場所;建築家の仕事は場所をつくること ほか)
第2章 スケッチブックを携えて世界を観察する(中庭と白夜の光;見たこともないのに懐かしい風景 ほか)
第3章 「私」から、「私たち」へ(建築家と料理人;一緒につくる感覚 ほか)
第4章 木と石、風と水、職人たちとの対話(紙飛行機;手でつくる対話 ほか)
第5章 心地よい居場所を探して(幸せな「居場所」がどれだけあるか;まちにひらく ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
観察力=目の前の世界に気づき、体全体に感じる力 建築家は空想する:場所をつくることから すべてを調節したうえで感動させる場所←空想力 世界を観察する:場所・記憶やDNA→なつかしい→想像力 観察する力・観察眼 スケッチ→気づく・ひらめく 私から私たちへ:人対人の対話 ワークショップ バナキュラー 教育<環境(建築)で人は変わる 職人たちとの対話:文理概念を超えた建築教育 大工に始まるものづくり 構築 科学・芸術の両立・バランス 心地よい居場所を探して:らしさを無理に追わなくていい ちょっと移動してみる2024/01/31
じーも@この度本屋さんとかを開きました
1
偶然本屋で見つけた。とってもよかった。スケッチもよかった。場所や空間、建築について考えを巡らすことができた。2024/01/26
MH
1
芸術寄りの建築家、実用重視の建築家がいるが、小堀さんはコミュニケーションの建築家のよう。ワークショップや歴史、環境とコミュニケーションをとりながら設計を進める、竣工が建物の完成ではなく、時間の中で建物を育てて行く、そんな親心を持っているのだろう。 この本を読んでいると自然とスケッチが描きたくなってくる。優しい語り口で爽やかに読み終えることができました。2023/11/19
snzkhrak
0
2度目の選書。家を建てる事を決めてから読むと、また別の味わいがある。自伝でこんなにもカッコつけず反省している人はいるのだろうか、きっとわざわざ失敗談も共有することで、後に続く人に道を示そうとしているのだと思った。2024/11/01