- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
美しいだけではない。人から人へ、想いをつなぐ。それこそがジュエリーの価値。がんの闘病中につくったマリッジリングが私に教えてくれた。強い理念と使命感を抱き、ジュエリーリフォームでニッチトップを確立した社長の軌跡。
目次
第1章 ステージ4のがんとの闘いで気づいた 「想いをつなぐ」ジュエリーの価値(長い歴史をもつ装身具;意外に短い日本の宝飾品の歴史;鹿嗚館に始まるジュエリーの歴史;一気に拡大した日本の宝飾品市場;貴金属相場が大きく左右する宝飾品の価値;暗闇の底に落ちていく;告げられたステージIVa;化学放射線治療を選択;再発の不安に怯える日々;想いを託すものとしてのジュエリー)
第2章 顧客の想いを汲み取り、世界で一つの特別なジュエリーを届ける ジュエリーリフォーム事業に見出した意義とやりがい(ジュエリー産業の集積地、山梨県甲府;リフォームが担える技術力と信用力を獲得;最終消費者への接近;伝統的な商流から抜け出す;小売店のさまざまな要望に応える;東京で学んだフロント業務;顧客サービスの工夫を重ねる;独自商品の開発ノウハウも獲得;デザイナーズリングの製作で学んだ表現;ニーズが高まったジュエリーリフォーム;リフォームの要望が届いた;技術が評価される仕事として;突然の老舗百貨店からの依頼;しよしよ自らジュエリーリフォームを運営する;順調に拡大したリフォームビジネス)
第3章 ジュエリーに宿る想い・物語を次世代につなぐ 強い理念と使命感が築いた事業発展の礎(事業拡大とともに課題も明らかに;多能工が活躍するリフォーム;常に技術で先行する会社であること;新製品の自主開発にも挑戦;聞き取る力がすべて;フロントと技術者をつなぐ;もっとできることがある)
第4章 ブランディング強化、新たな出店計画、物販の開始…すべては多くの人にジュエリーリフォームの価値を伝えるために(諸行無常 すべては移ろう;事業に込めた想いを改めて言葉にする ほか)
第5章 ジュエリーリフォームにしかできないことがある 人々の想いを形にし、つないでいく喜び(ジュエリーリフォームは日本独自の文化;提灯に入れた小石;日本のジュエリーリフォームを世界に広げる;がんになるべきは自分だった)
著者等紹介
三枝幹弥[サイグサミキヤ]
1969年山梨県生まれ、1993年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。ニチメン株式会社(現双日株式会社)貴金属部勤務を経て、1998年に貴金属宝飾品の加工・製造全般を行う株式会社ダイアート三枝へ入社し、営業に従事する。2010年、41歳にして中咽頭がんステージ4aを宣告されるが、化学放射線治療、頸部リンパ節郭清術を受け生還。2016年11月に株式会社ダイアート三枝と、インターネットジュエリーコンシェルジュサービス「J‐navi」の運営など各種サービスを展開する株式会社オリエント4C’sの代表取締役社長に就任。ジュエリーリフォーム事業に注力し、宝飾品業界においてニッチトップを確立している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。