内容説明
高校卒業後、当てもなく出てきた都会で恋人と暮らす爽香。就職活動を終え、学生最後の夏休みを前に友人たちと他愛もない日常を送る国生。カジノバーで働きながら、童話作家を目指して執筆に没頭する世理。全く違う世界で生きていた彼らが、運命に導かれて辿り着いた場所とは…。生きとし生けるすべての者に捧げる、脆くて強い愛の物語。
著者等紹介
塚本正巳［ツカモトマサミ］
１９７５年、熊本生まれ。大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業後、雑誌の編集者を経てエディトリアルデザイナーとなる。現在はフリーランス（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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かにたま
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コミックかと思わせるカバー。ところが読んでみると平易な文章の割に骨太な内容で、そのギャップに驚かされる。家族が重要なテーマとなっているあたり、若者向けというより、子育て世代かそれより上をターゲットにしているのかもしれない。 冒頭から終盤までシリアスな展開が続くが、それらの伏線は最後にいい形で回収されるので、読後感は温かく爽快。結末のその後が知りたくなってしまうほど登場人物たちに愛着が湧いた。2023/12/28
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- 洋書
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