内容説明
なぜ、人間には美的感性が備わっているのか。美はいかなる構造の基に存在し、社会に対してどのように作用してきたか。詩歌から造形芸術まで幅広く取材し、「響合」という手法を導き出した画期的研究。
目次
第1章 美と連想の共有(定義的表現と比喩的表現;連想の資源;響合とその分類)
第2章 詩歌と響合(古代詩歌と響合;中世詩歌と響合;近現代詩歌の響合)
第3章 美術と響合(古代 中世美術と響合;近代絵画と響合;現代美術と響合)
第4章 茶の湯と響合(連歌と茶の湯;道具組(意味の響合)
道具組(質の響合)
茶の湯における場の響合
珠光の言葉)
第5章 工芸考(絵画空間と工芸空間;第二芸術論について)
著者等紹介
森田文康[モリタフミヤス]
美術史家。号:素人(そじん)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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