内容説明
冬の日の薄日のように、旅人の凍える心を温める―君たちには、そんな人になって欲しい。授業、行事、部活動。生徒に教え、教えられた四十年間。出会いの数だけ成長できた、その感謝とエールを込めて綴られる国語教師の回顧録。
目次
第1章 教えを導くということ(南風先生の思い出;部活動の一シーン;わかば学級と「大きなかぶ」;わかば学級リレーの思い出;合唱コンクールの思い出 ほか)
第2章 私自身を教え導く(長女の就職の話;ろう学校の体育祭の風景から;次女の不登校とサッカーの話;学びのスタートに遅すぎるということはない;身の丈に合った努力 ほか)
著者等紹介
奈良毅彦[ナラタケヒコ]
中学校の国語の教師として四十年間、現場一筋に生きてきた著者と生徒たちとのエピソード集。教員はあくまで裏方であって目立つ仕事ではない。しかも、その仕事内容は過酷で時として理不尽な扱いを受けることも多い。しかし、それにも増してやりがいのある魅力にあふれた職業である。教師は、冬の木漏れ日のように、生徒の心を内面から温め励まし続ける。そんな存在でありたいと思う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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