内容説明
谷口尚真・加藤友三郎・小野寺信など優秀な人材がいたにもかかわらず、なぜ彼らは排斥され、日本軍は誤った道へ進んだのか―。そこには、今日の官僚主義や官尊民卑主義に通ずる、軍主流を支配していた妄信的な思想があった。現実逃避情報軽視で日本国を敗戦に至らしめた“病”の正体が明かされる!
目次
1.症状と病名
2.米軍、旧日本軍夫々の依って立つ思考、価値観の源泉とは?(米軍と孫子を繋ぐもの;旧日本軍の価値観、行動原理の根にあったもの)
3.“孫子対朱子”の視点から見えてくるもの(日米開戦;必敗への道;終戦への長い道のり―悪夢の世界)