内容説明
黒澤明とともに日本映画の両雄と呼ばれ、「二十四の瞳」「楢山節考」など、家族や兄弟をテーマに多くの名作を残した映画監督が生まれた背景とは―。残された貴重な手紙や写真とともに、家族しか知り得ない生身の姿を記す。
目次
第1部(祖父母(周吉とたま)―尾張屋のはじまり
長男寛一郎―一家の長として
次男政二―実父への思い
三男敏三―祖父母に寄り添った男
五男忠司―素晴らしき音楽家 ほか)
第2部(映画『はじまりのみち』から;四男正吉―映画に魅せられた少年;蒲田から辻堂へ―松竹入社、監督としての出発;初めての外遊―パリからの手紙;戦争と恵介―根底にあったもの ほか)
著者等紹介
木下忍[キノシタシノブ]
中国江蘇省徐州市で生まれる。早稲田大学教育学部卒業。川崎市にて小学校、養護学校教員として勤務。定年後は、社会福祉協議会生活支援員などを経て、現在は地域の外国人に日本語を教える。その傍ら書き溜めたエッセイ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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