内容説明
鋳物メーカーがブライダル、観光、カフェ…「モノづくり」から「コトづくり」へ。家族、パートナー、社員、地域、顧客…あらゆるステークホルダーをつないで伝統産業を守り、そして新たな価値を生む。伝統産業生き残りのヒント。
目次
第1章 100年企業4代目社長の娘として、「伝統をつなぐ」葛藤と決意―父への尊敬と業界未経験のコンプレックス(「実はうち、鋳物屋なんです」;職人としての父の偉大さを実感 ほか)
第2章 ものづくり未経験、知識ゼロでもできるのは「人をつなぐ」こと―徹底した現場主義で職人との対話を繰り返し、ものづくりの価値と意義を追求(知識ゼロからのスタート;販路拡大で注文数が増加 ほか)
第3章 「異業種とつなぐ」ことで伝統産業にイノベーションを―製造業にサービス業を融合させて新たな価値を創造(喪失感によって気づいた自分の思い;子育てと仕事の新たな葛藤 ほか)
第4章 職人の技に触れる工場見学会、地元の食材を楽しむカフェ、季節ごとのイベントで「地域とつなぐ」―マーケットインの思考で地元のファンを拡大(五感を通じて会社を知ってもらう;立地より内容で勝負したい ほか)
第5章 人材育成、ブランディング、DX…5代目社長として「次世代とつなぐ」―伝統産業を経営視点でアップデート(100年の歴史をつなぎ100年後の未来へ;意志を受け継ぐ覚悟 ほか)
著者等紹介
能作千春[ノウサクチハル]
高岡市出身。神戸学院大学を卒業後、2008年に神戸市内のアパレル関連会社で通販誌の編集に携わる。2011年に家業である株式会社能作に入社。現場の知識を身につけるとともに受注業務にあたる。製造部物流課長などを経て、2016年に取締役に就任。新社屋移転を機に産業観光部長として新規事業を立ち上げる。2018年に専務取締役に就任し、能作の“顔”として会社のPR活動に取り組む。2023年3月20日、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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