内容説明
妻を亡くした寂しさから逃れるための旅。そこで待ち受けていたのは、国や年齢を超えた人とのつながり、そして、まだ見ぬ自分自身との出会いだった!世界中を渡り歩いた記録を通じて人生の楽しみ方を伝える、唯一無二の旅エッセー。
目次
マルタ共和国3ヶ月の旅(マルタ共和国へ;英語学校の寮 ほか)
南アフリカ・ブラジル・コロンビアの旅(羽田からヨハネスブルグへ;コムラッズマラソン ほか)
ドイツ(ベルリンマラソン)一人旅(ベルリンマラソン)
台湾と東南アジア大旅行(台湾―日本とのつながりが見えた旅;ベトナム―平和で安全な旅 ほか)
著者等紹介
菊池亮[キクチリョウ]
1949年(昭和24年)5月中国・長春市にて生まれる(両親が九州出身)。東京育ち。世田谷区立小中学校、都立新宿高校、東京理科大学(物理科)中退、金沢大学理学部(物理科)卒。都内公立中学校理科教師として34年。退職後、文京区教育センター科学専門指導員(1年)、国立科学博物館にてボランティア活動(展示解説など)13年。2003年7月在職中仲間とともに利根川楽走会を創設し現在に至る。バンド活動:ボーカル・ギター。ピアノを習い始める(70歳)。2022年6月12日一人旅再開(オーストリア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーク
4
27 平凡な一冊だが、悪くない。 父が死に、母も後を追う。ついに妻が逝く。住職に言われて、旅に出る。 中学理科教師。 マルタの英語教室。富士の合宿研修、懐かしい。ランニングが趣味。 その後、ケープタウン、ブラジル、コロンビア。 台湾、ベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア 2023/12/13
コウトク
0
本屋で旅の本を手に取り、興味を持ったものは読むようにしている。これもそんな中の1冊。定年退職した後に、語学留学するために海外に一人で行き数か月生活するというもの。まず、この年になっても世界中の若い人たちと一緒になって語学の勉強をしているのだからすごい。興味はあるが、とても今の私にはそんな気力はない。しかし、何の縁もゆかりもない知らない人の紀行文や旅の日記を読むのもおもしろいということを再発見している。学校の先生をやっていたせいか文章はとても読みやすい。私も見習っていろいろと書いてみたいと思ったりもした。2023/01/12