内容説明
東京生まれで地縁血縁なく、資産も資金もない筆者が、千葉県外房の海沿いの町で始めた小児科クリニック。診療の経験はあったが経営の経験は無かった。いつも新しいことに挑戦し、いつも少し無謀だったが、良い現場実践が必ず良い制度もつくりあげるはずという信念がブレることはなかった。外房こどもクリニックとして全国に発信しつつ、地域小児医療の理想形と言われる施設を作り上げるまでの軌跡。
目次
第1章 大学教官をやめるとき(大学教官から地方小病院へ;臨床医療の復権、地域医療の再生 ほか)
第2章 足元を見よ(大きな組織を離れたからこそできたこと;感冒にこそ最良の治療が望まれる ほか)
第3章 現場からの情報発信・領域横断的活動(医療構想・千葉;福祉との連携 ほか)
第4章 新たな時代の医療(オンライン診療を導入;オンライン診療から考える診療形態概念の変遷 ほか)
第5章 ヒマラヤの青い花(ブータン・ナムシラ峰;ヒマラヤの青い花 ほか)