内容説明
ミトコンドリア「サキ」が、その問いにヒントを与える。病弱な母を救いたいと、再生細胞の研究を続ける純平。石油化学工業会社勤務ながら、環境問題をきっかけに自らの仕事に疑問を持ち始めた朋彦。そして夫の死後、表舞台から約20年間、姿を消した歌手・旭かなえの人生が交錯―「命」「寿命」「病」について問いかける一冊。
著者等紹介
黒谷丈巳[クロタニタケミ]
1957年大分市生まれ。1980年京都大学法学部卒。製鉄会社勤務を経て還暦を機に創作を開始。他に『微光星』。本作でわかる通り、ちあきなおみの熱心なファンでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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