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内容説明
2015年の「パリ協定」や国連のIPCCが想定する以上に地球温暖化は劇症化してきている。2021年、日本の菅首相(当時)は「2030年に炭素排出46%削減、2050年に炭素排出ゼロ」を宣言したが、具体的な取り組みにはほとんど手がつけられていない。地方に存在する広大な農耕放棄地や不明地を利用した新たなエネルギー確保に向け、本格的に動き出すための具体的な方法が提示された一冊。
目次
第1章 失われた三〇年(平成三〇年間―何もしなかった日本;新規産業が起きない日本;世界一の借金大国になった日本 ほか)
第2章 劇症型地球温暖化の危機(パリ条約と劇症型地球温暖化の危機;後手に回った日本の地球温暖化対策;太陽光エネルギー革命と第四次産業革命)
第3章 太陽光エネルギー革命で日本を再生しよう(地方で太陽光エネルギー革命を起こし、太陽光産業を興そう;日本には太陽光エネルギー革命を起こすだけの土地はある;大災害を避けて、地方で電気と水素を確保して日本を再生しよう)
著者等紹介
本田幸雄[ホンダユキオ]
1942年、島根県生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業。通産省入省、重工業局、資源エネルギー庁、工業技術院、(文部省出向)長岡技術科学大学教授、通産省機械情報産業局、中国通産局長。通産省退職後、医療福祉研究所、(財)愛知国際博覧会協会などを経て、現在、(株)二一世紀新社会システム研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あすなろ
76
著者につき、知見が広く考え・予想からのビジョン立てが勉強となる。我が国の弱点はエネルギーと食料と環境である。現在、第4次産業革命が到来している。それはCO2を0で達成しなければならぬ。この実現は土地問題に帰結する。その他様々満載で参考にはなる。著者としては、無尽蔵で無料で得られる太陽光発電を利用しない手はなく、これを核に各ビジョンを描く。これにつき、様々な反対はあるのであろうが、一方でそれら踏まえ、昨年末発表された政府の原発再稼働の判断が出た訳である。これも一つの見解。よくよく我々は熟考が必要であろう。2023/01/09
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