内容説明
親友の息子・透が人を轢いてしまった。「私、代りになります」自分の将来を犠牲にすることも厭わず、透を守る決断を下した真弓が迎える衝撃の結末とは。(『あの空の彼方に』)。「何時か、出来ましたら私も、海とその浜昼顔に会いにいけたらと思います」七歳で廓に売られ、のちに花魁となったコウ。そんなコウを支えていた上客・板田屋惣右衛門との約束を果たすため、年季が明けて自由の身となったコウはまっすぐに彼のもとへ向かうが―。(『倶利伽羅峠まで』)。短編2篇を収録。
著者等紹介
小林緑[コバヤシミドリ]
1953年北海道生まれ。幻冬舎メディアコンサルティングより短編集『あの空の彼方に』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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