内容説明
受験という“戯事”に、親が惑わされている。受験指導を放棄する学校、“テクニック”先行の塾。受験対策偏重の塾と一線を画した「塾屋」が提言する、子どもに必要な“真の学び”とは。
目次
第1章 難度が上がった学習指導要領 受験指導に対応できない学校と教師たち(2021年4月から、大きく変わった中学校の通知表;新しい学習指導要領と「資質・能力の三つの柱」 ほか)
第2章 わが子の人生は受験合格かすべて?受験戦争に翻弄される親と子どもたち(「親ガチャ」が話題になる現代の日本;先行きが見えない時代に、ますます高まる受験熱 ほか)
第3章 親と子どもの「受験不安」をビジネスに―。“受験テクニック先行型”に成り下がった塾業界(塾に行けば大丈夫、とは言えない「不都合な真実」;大手フランチャイズ塾のあきれた実態 ほか)
第4章 忘れ去られた「学びの本質」 知育と徳育が子どもの教育には不可欠(混乱した現代社会でもう一度、教育の本質を問い直したい;子どもを伸ばすには「知育」と「徳育」の両方の指導が必要 ほか)
第5章 子どもたちの未来のために必要な真の教育とは(私が社会に出て直面した、厳しい現実と閉塞感;迷走を経て、教育者になりたいという本心に気づく ほか)
著者等紹介
大坪智幸[オオツボトモユキ]
1984年、埼玉県春日部市生まれ。埼玉県内某進学校へ入学。一浪の末某私立大学へ入学。塾講師のアルバイト、車、バンドに明け暮れる。塾講師のやりがいと楽しさを感じ、今の仕事の原点になる。卒業後、日本郵政、ディーラーでの営業職などを経験したのち、社会の矛盾を感じ27歳で教育業界に転身。通信制高校と塾講師を掛け持ち、激務から肺炎を患い生死をさまよう。2014年、県内大手学習塾に入社。2016年、フランチャイズとして独立、株式会社花咲スクールを設立。2019年7月、完全独立、花咲スクール本部校、開校。2021年6月、精神鍛錬のため居合道入門、10月、民間教育の在り方の体系化とMBA取得を目標に大学院プレ受講開始。2022年春、本科入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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