内容説明
建築に込めた想いが患者の回復を支える。精神科病院の設計歴40年の建築家が示す建築本来の役割。心地よい光が差し込み、人と人が自然に触れ合う豊かな空間をつくる。
目次
第1章 精神科病院の設計から考える建築の本質とは
第2章 精神科の治療にふさわしい空間の追求 心地よい光が差し込み、安全に過ごせる空間であること
第3章 精神科病院をまちに開く 多様な人それぞれが自分らしく過ごせる場所として
第4章 まちの日常の中にある精神科病院 人と人が触れ合い、自然に交流が生まれる場所であること
第5章 福祉や医療が組み込まれたまち 誰もが住みやすいまちをつくる
第6章 心が息づく建築 建築設計を通じてすべての人が心豊かに過ごす未来へ
著者等紹介
鈴木慶治[スズキケイジ]
静岡県磐田市出身。1981年、明治大学工学部建築学科卒業後、共同建築設計事務所に入社。キャリア初期は集合住宅やオフィスビルの設計を多く手掛ける。1990年、山梨県立北病院で精神科病院の設計監理を本格的に経験する。1995年から阪神・淡路大震災で被災した「宮地病院」の再建に携わり、2000年には「あさかホスピタルA棟」で医療福祉建築賞を受賞。以来、精神科を含む医療福祉建築の設計を多く手掛けている。2018年、「長野県立こころの医療センター駒ヶ根」にて公共建築賞特別賞を受賞。2017年に代表取締役社長に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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