内容説明
カーボンニュートラル時代へ向け必要なのは、改めて企業内のあらゆる無駄を省き生産性を高めること―。データを駆使し、成長性と収益性を両立した経営を実現するための、具体的な方策を示した一冊。
目次
第1章 生産性伸び悩む日本産業
第2章 省エネは脱炭素社会実現の大前提
第3章 EP・CPを脱炭素経営への基本指標に
第4章 イニシアチブ参加で高める国際発信力
第5章 脱炭素経営への転換に向けた処方箋
第6章 データドリブン脱炭素経営へ
おわりに―不退転の決意で「データドリブン脱炭素経営」を実現するためには
著者等紹介
筒見憲三[ツツミケンゾウ]
愛知県犬山市出身。1979年京都大学工学部建築学科卒業、1981年同大学院工学研究科建築学専攻修了後、大手建設会社に入社。1991年ボストン大学経営学修士(MBA)取得。1992年(株)日本総合研究所に転職。1997年(株)ファーストエスコの創業、代表取締役社長に就任。2007年(株)ヴェリア・ラボラトリーズを創業。代表取締役社長に就任し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メタボン
25
☆☆☆★ EnMS(エネルギーマネジメントシステム)の導入が脱炭素経営には不可欠。しかしやはりコストとの兼ね合いは避けられない。DXからCX(コーポレートトランスフォーメーション)、そしてGX(グリーンイノベーション)へと進めるためには、まだまだ難題が山積。一番疎外要因となるのは「人材育成」であろう。その意味でも人材採用をメンバーシップ型からジョブ型へ転換することが必要。データ主体で脱炭素経営を進める「データドリブン脱炭素経営」には、テクノロジーもさることながら、やはり「ヒト」が重要になる。2022/05/09
NARU
2
企業視点での脱炭素に向けた課題がわかりやすく、ファーストステップとして読みやすい本でした。一企業の努力に頼るのではなく、経済優遇やコミュニティとしての支援体制がないと厳しそうだと思いました。データドリブンな視点も今後必ず必要になると思うので、参考になりました。2021/09/20