内容説明
高度知的無機生命体・機械兵に支配され、人口の95%が失われてしまった世界。放浪の旅をするエリサとゲイツは、幼き最高司祭者・サヤが統べるアオキ村へと辿り着く。当初は村人たちと距離のあった2人だったが、次第に打ち解け村を挙げての祭りに招待される。そんな折、村の近くで機械兵の残骸が見つかり―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HASE, Moto
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〈高度知的無機生命体アトルギア〉による殺戮のため、人類は約4億にまで数を減らしていた。 機械兵の襲撃に怯えながら隠れ住むアオキ村の人々の前に、2人の旅人が現れる。村の巫女サヤと導師カズマは、旅人エリサとゲイツを受け入れるが……。 破壊され衰退した文明と、過度に発達したままの機械工学。架空未来のディストピアを舞台に、人と「ツクラレタ命」が寄り添い合って生き、闘う姿が熱い! 根っこにあるのが鉄人兵団のリルルだという裏話を聞いたので、そういう意味でも「うわー!!」となって読みました。面白かった!2023/01/19
どっこい
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面白かった。キャラ同士の掛け合い台詞が洗練されている印象で小気味良い。伏線が多くカタルシス強度も高い。総じて作品の熱量は十分。文体はやや独特ながらそれを活かした世界観は徹底して作り込まれておりこちらを楽しませようとする工夫が随所に見られる。よろし。続刊にも期待したい。2022/09/14
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