内容説明
生涯にわたって詠み続けた、心震わす命の歌。満州からの引き揚げ、太平洋戦争、広島の原爆…。厳しいあの時代を生き抜いた著者が、混沌とした世の中で過ごす私たちに伝える魂の叫び。
著者等紹介
泉朝雄[イズミアサオ]
生年月日、大正12年3月9日。本籍広島県呉市。両親の渡大陸により旧満州(現北朝鮮領土)に誕生。16歳結核を患う。完治後、満州鉄道勤務。短歌歌人藤沢古実先生に師事、住み込みにて学ぶ。満州鉄道モールス通信技師として勤務。妻幸子、電話交換手として同勤務。22歳終戦。終戦前に勤務移動にて国鉄東京駅勤務。広島原爆投下を知り1週間後電車が動くのを待ち広島駅へ降りる。当時の惨状を記した詩が英訳歌集「Outcry from the Inferno」に掲載。昭和32年結婚、広島から富士市へ。34歳製紙会社に就職。平成8年6月13日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 燃ゆるとき 角川文庫