内容説明
深刻化する精神医療現場の疲弊―“5分診療”に不信感を抱く患者…親切心から“ボランティア診療”を行う医師…スタッフの残業が増え、圧迫される病院経営…患者、医師、病院経営の“三方よし”を叶える持続可能な精神医療のあり方とは―。医師が疲弊していては、患者は救えない!精神科医の対人援助スキルと患者の満足度を向上させながら、病院経営を安定させる著者が編み出した革命的診療モデルを徹底解説!
目次
第1章 医師が疲弊していては、患者は救えない。崩壊への道を突き進む精神医療の現場(志ある医師は“ボランティア診療”に終始し、疲弊していく;“普通”の精神科で行われている診療パターン ほか)
第2章 患者、医師、病院経営の“三方よし”を実現する診療モデルとは(一人の医師がカウンセリングから投薬までを担う;診察時間が保証される予約診療 ほか)
第3章 患者の信頼を得て、苦しみを癒す。精神科医として身につけておくべき対人援助スキル(信頼関係を育むための初診時の工夫;精神科ユーザーをアバター化し、解像度を上げていく ほか)
第4章 地域との連携で精神科ユーザーの自立を支援し、誰もが輝く社会を目指す(三方よしの診療モデルを実践できる医師像とは;保険診療の範囲内で対人援助の訓練は可能か ほか)
著者等紹介
小椋哲[オグラサトル]
医療法人瑞枝会クリニック院長。1968年生まれ、鳥取県出身。2005年熊本大学医学部医学科を卒業後、2007年東京大学医学部附属病院精神神経科に入局。東京都立松沢病院、東京大学医学部附属病院(助教)、宇治おうばく病院などの勤務を経て、2015年瑞枝カウンセリングオフィスを開所。瑞枝カウンセリングオフィスでの心理サービスを、精神科保険医療のなかでも展開するため、予約診療を自在に組み合わせた「瑞枝会モデル」を構築。その実践の場として、2016年瑞枝クリニックを開業し、2018年医療法人瑞枝会クリニックに改組。小学生時代に米国現地学校へ通い人種差別を経験。中学では不登校となり児童精神科を受診、高校では精神的危機に陥り中退するなど、精神科ユーザーとしての苦しみに共感できる素地がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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