内容説明
日本人は身体構造を軽視して脳と心ばかり大事にする。身体構造の歪みは性格形成や感情に影響する。「ありのまま」の左右非対称を受け入れよう。「左右の脚の長さが違います」と言う整体師には要注意。「正しくたくさん歩く」ことが骨格維持の基本。骨格の歪みは「優しい整体」では直らない…身体構造を理解することの大切さを語り、混沌とした整体業界を斬る。
目次
1 身体と構造の力(構造の力;人間は左右対称ではない;構造の力と脳の不可分な関係;構造の歪みと性格;理想的な骨格を維持するためになすべきこと;EBMという神様;プラセボの発見とEBM;構造的な視点から見る“手術のプラセボ”;プラセボを求める心性)
2 身体を忘れた日本人(「優しい整体」を選んでしまう認識の歪み;近代主義的世界観とは;大脳中心主義的世界観と身体の喪失;治療家も患者も抱えている近代的病理;日本独特の文化と身体喪失;身体を忘れた日本人)
3 混沌の整体業界(整体師と日本の資格制度;整体学校の乱立と混沌)
感想・レビュー
-
- 和書
- 十団子 - 淺場英彦句集